サウンド・バッグ

昔から冗談で殴り合い(いわゆる肩パンとか)していて、俺がちょっと殴り返したり突っつき返したりするときに限って変なツボとかミゾオチとかに入って相手を怒らせたり最悪保健室送りにしたりしてきた俺が、それはやっぱり文字言語の世界でも同じだということを発見しました。
disられて、disられて、そろそろ言い返してもいいだろう?と思ってdisると、なんか俺言い過ぎじゃん!という結果になる。口を噤めば良い話なんだけど、俺はそんな大人じゃない。やられたらやりかえす。歯には歯を。

力の加減が分からない人間なのかな。まったく自覚が無い。特別な武道をやってた訳でも神拳の持ち主でもないのに俺の「やり返し」は必ずと言って良いほど変に悪いところに命中してしまう。
殴り返すことにすら恐怖を感じてしまうので俺の中身は砂になる。石が少しで砂。意思を隠して黙る。こうやって卑屈になって悪循環が始まっちゃう。口を噤むより目を瞑るほうが楽で良いだろうなあ。あああ。いかんいかん。


本当はもっといろんな文句を言いたい。汚い言葉をいっぱい吐きたい。汚くなくてもいいから言いたいことくらい言いたい。でもそれって対人関係を考えると最悪なんだよな。
オフなんてしたことがなかった頃は仲の良い人に向かって「死ね!!」とか言っても身を隠せば済んだだろうけど、一度会うとそういう投げっぱなしみたいなことが出来なくなる。ネット上での異常な距離感はリアルに持ってこれない。こういう摩擦をどうにかして避けるのがオトナなんだ。


あー、くっだらねえ!!

N.O/電気グルーヴ